育児グッズの中でも特に高価な買い物になりがちな、
- ベビーカー
- チャイルドシート
そうは言っても生活スタイルによっては必需品ですし、悩んでいる方も多いと思います。
我が家も車生活なので、チャイルドシートも必須で悩みに悩みました。
トラベルシステムについて検索すると、あって本当によかった!という方から、後悔している、という方までさまざまです。
我が家は最初は「絶対トラベルシステム!」と検討しはじめましたが、最終的にはトラベルシステムを取り入れるのをやめました。
この記事では、その理由を中心に、購入するならこれだった!という商品も合わせて紹介します。
- トラベルシステムとは?
- トラベルシステムのメリット・デメリット
- トラベルシステムをやめた理由
- トラベルシステムのおすすめ商品
参考になれば幸いです。
トラベルシステムとは?
トラベルシステムは、チャイルドシートのシート部分が取り外しでき、そのままベビーカーにも装着できるというシステムです。
トラベルシステムに対応している商品の取り扱いがある、サイベックスのホームページにはこのように記載があります。
ベビーシート*に乗せたお子さまを起こさずに、お車 ⇄ ベビーカー ⇄ 室内へと、移動ができる便利な機能です。
お子さまが生まれて退院するときから使うことができます。*身長45cm〜87cm(新生児〜生後18ヶ月ごろ)まで使用できるチャイルドシートです。
サイベックス公式ホームページ
トラベルシステムのメリット・デメリット
トラベルシステムのメリットとデメリットについて紹介します。
メリット① 車の乗せ降ろしが楽
トラベルシステムの一番のメリットです。
チャイルドシートといえば、乗せ降ろしのタイミングで赤ちゃんが起きてしまってぐずってしまった、という悩みが一般的ですが、キャリーごと乗せ降ろしできるので、その大変さが大きく軽減されます。
メリット② 家でもゆりかご代わりに使える
バウンサーも購入しようとすると結構なお値段がするので、トラベルシステムのキャリーでゆりかご代わりになったらとてもお得です。
とはいえバウンサーも含めて気に入ってくれるかは赤ちゃんによるので、あまり期待しすぎは禁物かなと思いました。
デメリット① 使える期間が短い
チャイルドシートは大体どのメーカーも、
- 新生児〜1歳まで
- 新生児〜4歳まで
- 新生児〜7歳まで
- 1歳〜4歳まで
- 1歳〜10歳超まで
- 3歳〜
という感じでラインナップが用意されていることが多いです。
一般的なチャイルドシートはシートを動かすことで幅広い年齢に対応している商品も多いですが、ベビーキャリアはかご型なので、長くても1歳半までくらいしか使えないです。
1歳くらいになったら、新たにチャイルドシートを購入する必要があります。
トラベルシステムはチャイルドシートとベビーカーでシート部分が共通なので、一見コスパが良いようにも思えますが、チャイルドシートは比較的すぐ買い替えが必要になる、ベビーカーも普通に1台分購入する必要があると考えると、使用期間の割にコスパが悪いと感じる方もいるかもしれません。
それでも新生児の間の便利さが段違い!という評価もあるので、使用期間が短いことを踏まえて検討すると良いかと思います。
デメリット② 重い
トラベルシステム対応商品はいろいろなメーカーから出ていますが、基本的に持ち運ぶキャリー部分は重い傾向にあります。
参考までに、各メーカーのキャリー部分の重さはこちらです。
メーカー | 商品 | 重さ |
---|---|---|
サイベックス | エイトン S2 i-Size | 4.2kg |
joie | アイ-スナグ2 | 3.3kg |
アップリカ | エアキャリーAB | 3.0kg |
マキシコシ | ペブル360 | 4.3kg |
大体3~4kg台です。
生後半年の赤ちゃんの体重は大体6~9kgくらいであることを考えると、キャリーと赤ちゃん合わせて生後半年で10kg前後の重さになります。
キャリーの対象年齢は、新生児から1歳や1歳半年くらいまでの商品が多いですが、実際には半年で相当な重さになるので、それまで使えないという方が多いかと思います。
別で荷物があったりすると、なかなかの重さです。
そもそもの使用期間も短めですが、トラベルシステムの最大のメリットである、赤ちゃんを動かさずに車の乗り降りができるという期間は、さらに短いことが予想されます。
てっきり1歳半まで使えると思って購入したが、そんなに使えなかった!となると、後悔することになりかねないので、しっかり検討するのがおすすめです。
キャリーはサイズも大きくて、持ち手はあるけど持ちづらさはあるので余計重く感じ、私の場合は半年くらいでむしろ使うのが億劫になりそう..と思いました。
トラベルシステムをやめた理由
我が家は妊娠初期からずっとトラベルシステムにするつもりで色々調べていたのですが、最終的にはトラベルシステムを取り入れることをやめました。
理由は次の2つです。
重くなってからの持ち運びに自信がなかった
我が家はエレベーターなしの2階です。
駐車場から玄関につくまでは、階段も含めて100mくらいです。
今でも2リットルのペットボトルが6本入った段ボール(12kg)を車から家まで運ぶことはありますが、なかなかしんどいなと思っています。
それを考えると、せっかくトラベルシステムにしても使えるのは半年が限界かな..と思いました。
トラベルシステムにするなら、対応しているベビーカーにする必要があり、半年くらい経ったら、ベビーカーはベビーカーで使い、キャリーはチャイルドシートとして車につけっぱなしにする..、それはそれで良いのですが、半年のためにトラベルシステムに合わせた商品を選ぶのであれば、それぞれ選びたいなーと思いました。
逆に、一軒家など、車を降りたらすぐ家!という状況であればもう少し検討したかもしれません。
コスパが悪く感じた
我が家で検討したトラベルシステムは2つです。
- joie
- サイベックス
joieはベビーカー、ベビーキャリー、ISOFIX取り付け用のベースが6万円台で購入できそうだったので、コスパが良いと思って最初は第一候補にしていました。
ただ、実際にベビーカー(ライトトラックス)を見たら思ったよりゴツくて、これにキャリーを追加で乗せると結構ゴツくなるなゴツくなるな..と思い、そもそもベビーカーのチョイスとして二の足を踏みました。
我が家は決して広くは無いので、ベビーカーもできるだけコンパクトなのが良いなという気持ちがありました。
次に検討したのがサイベックスです。
ベビーカー単体で考えた時、サイベックスのメリオカーボンが使いやすさやデザインが気に入り第1候補になりました。
サイベックスのメリオでトラベルシステムとなると、ベビーカー、キャリー、ISOFIX用ベースで10万円以上します。
じゃあリベルにすれば7万円台で済みそう!とも考えましたが、リベル自体は1歳からなので、トラベルシステムを半年でやめたくても、1歳まではベビーカーとチャイルドシート両方でベビーキャリーを使うことになり、手間もかかります。
そもそも半年くらいしか使えないかもしれないトラベルシステムのためのベビーキャリー部分に3万円、ベースも入れたら4万円ってコスパ悪いかも?と思いはじめました。
もちろん、ベビーカーもチャイルドシートも必要経費ですが、なるべくなら抑えたい!という気持ちもありました。
悩みに悩み、最終的にはトラベルシステムは断念し、このような方針で行くことにしました。
- チャイルドシートは新生児〜最低4歳ごろまで使えるもの
- ベビーカーは必要になったら考える(できればB型のみ購入したい)
結局のところ、安ければトラベルシステムにしていた可能性も高いのですが、後から考えると、トラベルシステムにこだわりすぎると肝心のベビーカー自体の選択の幅が狭まってしまったり、コスパを考えてベビーカーをついつい安いものにしてしまったりしていたかも、とも思ったので、チャイルドシートとベビーカーとそれぞれしっかり検討できて、結果的にトラベルシステムをやめて良かったと思っています。
ちなみに、最終的にチャイルドシートはJoieの0歳から7歳まで使えるバリアントを選びました。
そして、急いで購入する予定がなかったベビーカーですが、お散歩などにも使えそうだったので、結局メリオを購入しました。気になる方は下のレビューも参考にしてください。
トラベルシステムのおすすめ商品
我が家は自分たちのライフスタイルなどを考慮して、最終的にトラベルシステムを取り入れるのをやめましたが、調べた中でおすすめの商品をご紹介します。
我が家は良い物をお得に買いたい!というマインドなので、基本的にはコスパ重視だけど、質も譲れない!という方の参考になれば幸いです。
joie ツーリスト+snug2
joieのベビーカー「ツーリスト」とベビーキャリー「snug2」の組み合わせです。
私は3輪のライトトラックスをみて、joieってゴツめなのかなと思いましたが、ツーリストは1ヶ月から使えるけれど軽量モデルなので、比較的ゴツい感じになりにくいと思います。
デメリットを挙げるとしたら、joieはチャイルドシートはかなり人気ですが、ベビーカーは他のブランドに比べてあまりメジャーではなく、使い勝手は他のメーカーの方が良かった、となる可能性もあります。ベビーカー単体でも満足できそう!と思ったらコスパも良くてとてもおすすめです。
サイベックス メリオカーボン+エイトンS2
サイベックスのベビーカー「メリオカーボン」とベビーキャリー「エイトンS2」の組み合わせです。
サイベックスのメリオはベビーカーとしてとても人気なので、ベビーカーも妥協したく無い!という方や、デザイン重視の方にもおすすめです。
強いていえば、人気すぎて街でよく見る気がするので、被りたくない方にはあまりおすすめしません。
まとめ:後悔しないためによく検討を!
トラベルシステムのメリット・デメリットと、トラベルシステムを取り入れることを断念した理由についてご紹介しました。
後悔しないためのポイントとしては、
- 使用期間が想定より短い可能性もある
- ベビーカー単体も満足できそうか
という点をよく検討するのがおすすめです。
トラベルシステムにすることをやめたので、実際の使用感はわかりませんが、今のところ我が家はトラベルシステムはやめて良かったなと思っています。
参考になれば幸いです。
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