育児グッズの中でも割と必須、かつお高い買い物になる「ベビーカー」。
頻繁に使う可能性が高いから、使い勝手も譲れない!けどできるだけ安く抑えたい…という方も多いと思います。
そして、そんな方の悩みの一つとして、「そもそもベビーカーっていつから必要?」という問題があるかと思います。
そこでこの記事では、実際にベビーカーを悩んで悩んで決めた我が家の経験談を交えながら、
- A型ベビーカーは必要?
- A型ベビーカーを買うか、どうやって決めればよい?
などの疑問について、解説していきます。
我が家はサイベックスのメリオを出産前に購入しました。産後半年ほど経ったちょうど今、こうすればよかったなー!など思うことも出てきている感じなので、これから検討する方の参考になるかと思います。
- A型ベビーカーはいらない?
- B型ベビーカーの月齢までベビーカーなしでいける?
- ベビーカーはこうやって決めるのがおすすめ!
参考になれば幸いです。
ベビーカーの分類「A型」「B型」とは?
まず、そもそもベビーカーの「A型」「B型」ってなに?ということについて少し解説します。
その辺りは分かってる!という方は次の章にスキップしてください。
まず、ベビーカーの「型」は、「SG基準」で定義されています。
このSG基準は、簡潔に言うと、有識者で定められた安全基準です。
そして、SG基準で定義されているベビーカーの型はこちらです。
A形 : 新生児*1期を過ぎて(1か月)から、又は首がすわった乳児*2期(4か月)から使用でき、最長で48か月までの間で使用期間を定めたベビーカー
適用月齢の指定例;「1か月から48か月まで」、「4か月から36か月まで」
B形 : おすわりができる時期*3(7か月)から使用でき、最長で48か月までの間で使用期間を定めたベビーカー
適用月齢の指定例;「7か月から48か月まで」、「12か月から36か月まで」
備考 *1;新生児とは、生後28日(4週間)までの乳児をいう。
*2;乳児の首が据わり始めるのは生後約3か月からであるが、安定して十分に首が据わったといえる 月齢は4か月を過ぎてからである。
*3;乳児が一人でおすわりができ始めるのは生後約6か月からであるが、安定しておすわりができる 月齢は7か月を過ぎてからである。
一般財団法人 製品安全協会ホームページ
一般的には1か月健診を終えてからちょっとずつ外出することになるので、それまではベビーカーは使用しないとします。
したがって、
- 生後1か月くらいから使用できるのがA型ベビーカー
- 生後半年後くらいから使用できるのがB型ベビーカー
というのが、ざっくりとしたイメージです。
ちなみに、一般的にはこれに加えて「おすわり前から、B型同様長く使えるベビーカー」をAB型ベビーカーと呼ぶ場合があります。
AB型ベビーカーはSG基準で正式に定義されているものではなく、SG基準としてはA型ベビーカーに含まれています。
SG基準のA型ベビーカーは「最長で」48か月まで使えるベビーカーなので、中には使用期間が短い商品もあります。
AB型ベビーカーという単語が出てきた場合は、
- 比較的使用期間が短い商品をA型ベビーカー
- 比較的使用期間が長い商品をAB型ベビーカー
と呼んでいると理解してもらえれば大丈夫です。
正式な定義ではないため、メーカーホームページなどではAB型という分類はない場合が多いです。そして、実際には現在のA型ベビーカーは、ほとんどが使用期間が長くAB型と考えることができるので、A型≒AB型と理解していても差し支えないと思います。
ベビーカーは製品によって対象月齢が異なり、一概に上で説明した月齢で使えるわけではないので、購入・使用するベビーカーの詳細はしっかりと確認するようにしてください。
次に、それぞれのベビーカーの特徴を簡単に紹介していきます。
A型ベビーカー
生後1か月ごろから使えます。
- フラットになる
- B型よりかさばる場合が多い
- B型より値段が高い場合が多い
首や腰が据わっていなくても使えるので、基本的にはフラットになるのが大きな特徴です。
また、姿勢の安定しない赤ちゃんが乗ることもあり、クッション性などが高い場合も多く、月齢が上がっても使えるように、リクライニング機能も充実しており、その分ベビーカー全体としてかさばる傾向にあります。
そして、機能が充実している分、お値段も高めです。
人気のおすすめモデルはサイベックスのメリオです。
おすすめのAB型ベビーカーは下の記事を参考にしてください。
B型ベビーカー
生後半年頃から使えるようになります。
- フラットにはならない
- コンパクト・軽量モデルも多い
- 安価なモデルも多い
しっかり座れるようになってから使用できるため、フラットにはならず、リクライニング機能もそれほど幅広くありません。
機能が最低限でもよいため、コンパクト・軽量・安価なモデルも多いです。
人気のおすすめモデルはサイベックスのリベルです。
同じくサイベックスのA型ベビーカーとの違いを下の記事で解説しています。
ベビーカー「A型」はいらないのか?
次に、本題の「A型ベビーカーはいらいないのか?」についてです。
結論から言うと、「生活スタイルによる!」と思います。
我が家は出産前にA(B)型ベビーカーであるサイベックスのメリオを購入しました。
一方で、ベビーカー以外のお出かけグッズとして、エルゴベビーの抱っこ紐も購入しました。
そして、我が家のベビーカーと抱っこ紐の使用率は、抱っこ紐が圧倒的に高いです。
生後5か月時点でベビーカー使用回数は10回いかないくらいだと思います。
割合にして、ベビーカー:抱っこ紐=0.5:9.5くらいだと思います。
とはいえ、街に出ると月齢が低い子でも、ベビーカーを使っている人のほうが多い気もするので、これも「人による」部分が大きいかと思いますが、我が家の経験談を少しご紹介していきます。
まず、抱っこ紐を多く使っている理由はこちらです。
- エルゴの抱っこ紐が疲れにくかった
- ベビーカーは道が狭い、または狭い可能性がある場合使いづらかった
- 抱っこ紐のほうがあやしやすかった
まず1つ目ですが、抱っこ紐は多く使うことを予想して、腰などに負担が少ないエルゴベビーの抱っこ紐を購入しました。
おかげで長時間のお出かけなどでもあまり苦なく抱っこすることができます。
体感として、これならB型ベビーカーを使い始められる頃(生後半年頃)までは抱っこ紐で全然いけそうです。
したがって、A型ベビーカーを購入しない場合は、個人的にはしっかりとした抱っこ紐を購入するのがおすすめです。
体への負担が少ない抱っこ紐としては、エルゴと並んでベビービョルンも人気です。
もちろん、ベビーカーであれば抱っこする重みがないので圧倒的に楽ですが、抱っこ紐でもそこまで辛くなかったというのも一因でした。
そして、ベビーカーをあまり使わなかった最大の理由は、2つ目のベビーカーは狭い場所では使いづらい、という点です。
したがって、
- 店舗など行き先が狭いことが分かっている場合
- 店舗など行き先の道幅が分からない場合
などは、「とりあえず抱っこ紐にしておくか~」という感じで、なかなかベビーカーの出番がありませんでした。
逆に、慣れ親しんだ街でどこに行っても道幅やお店が広い場合などは、ベビーカーをたくさん使っただろうなと思います。
3つ目はあまり大きな理由ではありませんが、抱っこ紐で歩いているとそのうち寝てくれますし、ぐずってもそのまま揺れればあやせるので、個人的になんとなく安心感がありました。
とはいえベビーカーでも歩いていると寝てくれることが多く、なんとなくの気持ちの問題です。
したがって、我が家の場合はA型ベビーカーなしで、B型ベビーカーだけ購入するという流れでもよかったかなと思っています。
これらの経験をもとに考えると、A型ベビーカーが必須の人はこんな感じかと思います。
- 腰痛もちなど、体への負担を最小限にしたい方
- 抱っこ紐は手軽なものしか持っていない方
その上で、よく行くお店や道を考慮して、「ベビーカーがあったほうが楽かも!」という方は購入するのがよいのではと思います。
A型?B型?こう決めるのがおすすめ!
これまでの話を総合すると、A型ベビーカーを買うか、B型ベビーカーまで我慢するのか、次のように決めていくのがおすすめです。
- 体への負担を最小限にしたい ➡ A型購入!
- 抱っこ紐は持っていない ➡ 購入予定はない ➡ A型購入!
- 抱っこ紐はしっかりしたものを持っている or 購入予定 ➡ 様子見
しっかりとした抱っこ紐はいろいろありますが、人気のものだとエルゴベビーやベビービョルンです。
抱っこ紐は商品によって体への負担が全然違うので、購入する際はいろいろ比較するのがおすすめです。
前の章で解説したように、住んでいる地域の道幅などベビーカーの使いやすさは重要ですが、ベビーカーが使いづらい地域でも、抱っこでは体が悲鳴を上げるような状態ではベビーカーを使うしかなくなるので、ベビーカーなしで日々過ごすことができるか?が一番のポイントかと思います。
ただし、あくまでコスパ重視の方は様子見がおすすめですし、とりあえず便利なグッズは揃えて備えておきたい!という方は購入するのがおすすめです。
ベビーカーはチャイルドシートと違って絶対なくてはならないものではないので、とりあえずなしでやってみて、「やっぱりあった方が良いな」と思ったら購入する、というのもアリだと思います。
コスパ重視の方はJoieのベビーカーもおすすめです。
まとめ:生活スタイルによる!
A型ベビーカーはいらないのか?B型ベビーカーを使う時期まで我慢した方がよいのか?について、我が家の実体験を交えて解説しました。
生活スタイルや地域性によるところが大きく、一概にいらない!とも必要!とも言えません。
それぞれの状況に合わせてA型ベビーカーが必要かどうかよく検討するのがおすすめです。
どうしても決められない!という方は、「必要になったら買う」でよいと思います。
参考になれば幸いです。
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