出産から毎日バタバタで、気づいたらもうすぐ保育園!
どの保育園に入れるかというのはとっても大事だと思います。

我が家もドキドキで見学と申し込みをしました。
そんな保育園の選択肢として「小規模保育園」がある地域があります。
小規模保育園は一般にあまり人気がないため、避けがちな方もいるかもしれません。
一方で、人気園は入れなさそうだし、選択肢としてどうなんだろう?と悩んでいる方も多いかと思います。
この記事では、小規模保育園に通う我が家の体験談と、メリット・デメリットをご紹介します。
- 小規模保育園とは?
- 小規模保育園のメリット・デメリット
- 小規模保育園の体験談
参考になれば幸いです。
小規模保育園とは?
まず、そもそも小規模保育園とは何なのか?についてご説明します。
小規模保育園とは、原則0〜2歳を対象とした定員19人以下の保育施設です。
ジョブメドレーホームページ
A, B, C型と分類があったり、現在は3歳以上も受け入れがあったりするケースもありますが、我が家がお世話になっているのはごく一般的な0~2歳の定員19人の小規模保育園です。
続いて、小規模保育園のメリットとデメリットを紹介していきます。
小規模保育園のメリット
早速、メリットをご紹介していきます。
不人気
最大のメリットは、「不人気」であることです。
自治体のホームページで保育園の空き状況を見れることが多いですが、小規模保育園の枠は「余りがち」だと思います。



不人気ならやめた方が良いのでは?
と思うかもしれませんが、後に紹介するデメリットが許容できるのであれば、むしろ穴場になります。
小規模保育園というだけで選ばない方も多いです。
すると、
- 先生がとても良い
- 立地が良い
- 親の負担が少ない(持ち物少ない、行事数など)
- 毎日写真共有してくれる
などのとても良い条件の保育園が、あまり保活の点数が高くなくても入れることがあります。



我が家もまさにそんな感じです。先生は全員とても良い方で、持ち物も少ないです。写真は無料でCloudサービスで毎日複数枚共有してくれます。
さまざまな理由で不人気の保育園というのはありますが、「小規模保育園」という条件で不人気の場合は、実際には「とっても良い保育園のケースも多いのではないかと思います。
駅近が多い
小規模保育園は定員が19人と少なめです。
また、0~2歳が対象のため、保育園として必要な面積もあまり広くありません。
したがって、駅近くの便利な立地のビルの1室などを使用している場合も多いです。
小規模保育園というだけで敬遠していたが、調べてみたらとても立地が良かった!というケースもあるかと思うので、立地重視の方は要チェックです。



もちろん家から近いのが1番かと思いますが、通勤に駅を使う場合はやっぱり便利ですよね。
きめ細やかな対応
小規模保育園は基本的に0~2歳だけです。
保育士さんの配置基準は決まっており、年齢によって大きく違います。
- 0歳は3人に対して先生1人
- 5歳は30人に対して先生1人
したがって、小規模保育園は全体的に先生が多いです。
子どもの母数も少ないので、きめ細やかに対応してくれる安心感があります。



そして我が家がお世話になっている保育園は1室で全員過ごすこともあり、朝夕の預けとお迎えの際に担任以外のいろんな先生とお話ししますが、どの先生と話してもしっかり我が子を見てくれているのだなと感じます。
もちろん、園長先生もしっかり全員のことを細かく把握してくれて、配慮してくれます。
小規模ではない保育園では、園長先生がここまでフォローするのはなかなか難しいんじゃないかなと思います。
もちろん担任の先生で十分なのですが、大人数で見てくれることはやっぱりありがたいです。
人事異動時の環境変化が少ない
1室で全員で過ごすことが多いため、先生や担任が多少入れ替わっても子どもへの影響が少ない傾向があると思います。
我が家は実際に、0歳から1歳クラスに上がる際に担任が変わりました。
加えて新しい担任の先生は他の保育園から異動された方でした。
進級する前はこのことを聞いて少し不安だったのですが、ふたを開けてみると全然大丈夫そうでした。
これは、0歳の時の担任の先生も部屋の中にはいるし、部屋全体でみれば多少大人が入れ替わってもほとんどの先生は変わっていない安心感があったからかなと思っています。
これってそんなに大事なことなの?と思う方も多いかもしれませんが、実際に知り合いの普通の保育園に通っている子は、進級時の環境の変化に馴染めなかったのか、しばらく苦労されてお迎え時間を早めたりされていました。
送り迎えが楽
これまで挙げた小規模保育園の特徴として「駅が近く、ビルの1室などを借りているケースが多い」とお伝えしてきました。
したがって、部屋の中に親が入って行って準備するようなシステムではないことが多いと思います。
実際に我が家がお世話になっている保育園は、玄関で子どもをと荷物を預けておしまいです。
保育園によっては親がおむつや着替えのセットまでする園もありますが、そういった手間はありません。
小規模保育園のデメリット
続いてデメリットもご紹介します。
3歳で転園が必要
最大のデメリットと言っても良いかもしれないのが、転園です。
2歳クラスで卒園になるため、また再度保育園や幼稚園を探す必要があります。



これがやはり小規模保育園不人気の最大の原因かと思っています。
転園が必要であることのデメリットとしては
- 環境変化に子どもが馴染めるか
- 再度の慣らし保育(短時間保育)と仕事の両立
- 見学も仕事と両立
せっかく慣れた保育園を離れ、すでに出来上がっているコミュニティに入っていくのは、子どもも親も不安です。
また忘れがちですが、基本的には再度慣らし保育をする必要が出てきます。



慣らし保育の期間や有無などやり方は園によるため相談の余地ありですが、絶対に必須という園もあります。
例えば育休中に保活と慣らし保育を進め、慣らし保育が終わるころに復帰という流れで小規模保育園に入園したとします。
育休中であれば平日の見学も問題なくできますし、慣らし保育も復職時期をずらすことができれば少しずつ進めることができます。
一方で、すでに復帰してしまっている3歳での転園は、見学も仕事を休んだりしながらする必要がある方が多いかと思います。
また、慣らし保育で預け時間を短くする必要がある場合、仕事をセーブできるかも考えなくてはいけません。
この辺りは考えたうえで小規模保育園を選ばないと、のちのちとても大変なことになります。
園庭がない場合が多い
小規模保育園のメリットとして駅近が多いことを上げました。
敷地面積が少なくて良い分、駅近くのビル1室だけを使っており、園庭はない場合が多いです。
園庭がないことが気になる場合は要チェックです。
我が家がお世話になっている保育園も園庭はありません。
一方で、その代わり毎日違う公園に連れて行っていただけます。



個人的には毎日同じ園庭よりいろいろな公園に行った方が刺激になりそうで良いなと思っています。
公園に繰り出すデメリットは、もちろん先生方はしっかりと見守ってくれていますが、園庭と比較するとどうしても交通事故のリスクは上がるかと思います。
この辺り心配な方は園庭の有無は気にされた方が良いかと思います。
室内の様子は分かりづらい
メリットとして玄関で受け渡しのため楽という点をあげました。
一方で玄関で受け渡しの場合、なかなか室内の様子は見えづらいです。
見えるといえば見えますが、中に入れるわけではないので若干遠目で見る感じです。
朝は子どもと荷物を渡したら終了、夕方は受け取って終了です。
一般的な保育園では、例えば玄関から入って行って、2階に子どものクラスの部屋があって、そこの箱におむつをセットして..などの準備までが親の仕事、というケースもあります。
そんなことをしているとお友達が話しかけてくれて、その辺で子どもは遊び始めて..という話も聞きます。
このスタイルに比べると小規模保育園は良くも悪くもあっさりだと思うので、好みが分かれるポイントかと思います。
まとめ:個人的には小規模保育園は穴場でおすすめ!
なんとなく人気なさそうだから、という理由で小規模保育園を避ける方もいるかもしれません。
一方で、デメリットをしっかり理解したうえで選ぶのであれば、穴場としてとてもおすすめです。
入れそうな保育園の候補を見学してみると、小規模保育園は小規模保育園であること以外はとてもよかった!となることも多いのではと思います。



我が家も今の小規模保育園に対して、完全に穴場だったなと思っています。毎年人気はないですが、実際にはきょうだいで通っている子も多く、上の子が転園しても下の子が通い続けているケースもあり、おそらく満足度も高いのだと思います。
他にも保育園入所に当たって参考になるかと思いますので、良かったら下記の記事をご覧ください。




参考になれば幸いです。
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